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橋大工【改定】

自分で書いたくせに自分で気に入らない。
結局、納得できずに聞き続ける日々だったが、
やはり再構築して書き直すことにした。

なので前回の「橋大工」については全て白紙に戻す。
が、前回と今回のを比較した表現が出てくるので、
できればこちらの「改定版」を読む前に、
前回の方にも目を通してくれると分かり易い…かもしれない。



さて…前置きは無しで改修工事に入る。
歌詞の色は前回と違うがこの色にしよう。


ハイホー いきりたつ風を背に受け
ハイホー 遠くまで歌声を投げ
空の隅で夜に仕えて
つるはしを振りおろし 夜通しで橋を架け
ハイホー 遠くまでこの声を投げ



前回は橋の両岸を「生」と「死」としたが、
もっと違うテーマなのでは?と考え直した。
確かに橋の役割は何かと何かを繋げる物なのだが、
この場合は…何と表現すればいいのか判らない。
なので歌詞を説明しつつ解釈を書く。

「いきりたつ風」だが、一言で説明すると「母体」
「風(かぜ)」は「ふう」とも読めるので、
「いきりたつ様な」と解釈する。
怒りや興奮などの意味する「いきりたつ」だから、
女性が間違いなく、その状態であろう時は出産だろう。

つまり花郎は前回「死」寄りの解釈をしたが、
今回は真逆の「生」寄りで解釈しようと考えている。
これも時間が経ったら気に入らなくなるかもしれないが。

いきりたつ風を背で感じるのは母親のお腹にいる胎児だ。
「遠くまで」投げる「歌声」は心音。
前回も書いたが空は「空(くう)」と解釈し、
胎児はあるが、姿としての人間はまだ居ない。
けれど確かに「生命」が存在しているのである。
母親の胎内は暗闇であり、夜の状態だろう。
その胎内ではせっせと夜通しで「橋」を作る。
橋は遺伝子を親と子供、また次世代へと繋げる「生命」
胎児心拍は妊娠6週間辺りでもう確認できるそうだ。


ハイホー 焼け落ちる街の火を見ろ
ハイホー 夜明けにはキミが生まれる
胸の奥で急げと声が
つるはしを降りおろせ 夜通しで振りおろせ
ハイホー 夜明けにはキミが生まれる



胎児にとって家どころか、世界は胎内だけである。
そこから一歩たりとも出ることはできない。
出る時、それは「出産」の時なのだから。

「焼け落ちる火」

ここで物凄く悩んだ。
実際に目で見れるものと考えると街灯などが消される、
町の「夜明け」などの現象。
が、これは若しかしたら胎盤のことか…?と想像した。
夜明けに生まれ、暗い体内から外界へと生まれる。
胎児から乳児へと変わる。
この時、一緒に胎児の「世界」だった胎盤も出てくる。
胎盤は動物の出産シーンなどで目にしたことがあるだろうが、
当然、人間の出産時にも出てくる。

人によってはかなり不快な話を少し書く。
胎盤についてだが、この役割は胎児への栄養補給である。
そういった訳で胎盤は非常に栄養価が高いものとされ、
草食動物であっても出産後に食べている。
最近では人間も食することを聞く病院があるのだそうだ。
生理的な抵抗は多少あるものの、無駄がないというか…。


何千もの川辺に音もたてず降りる
完全なる地図には道が続くキミへと



川辺に降りるもの…これは生命であり、
完全な地図、設計図という遺伝子でつくられるのは胎児、
または子供、自分たちの子孫である。


ハイホー 息を呑むその時が来る
ハイホー 夜明けにはキミが目覚める
胸の奥で今だと声が
つるはしを降りおろし 夜通しで橋を架け
ハイホー 息を呑むその時が来る



息を呑む…胎児が自身で呼吸をはじめるのは産後である。
つまり臍の緒を切られた後であり、それがその時。
そして生まれた赤ん坊は目覚める。
先の「夜明けにはキミが生まれる」とあるが、
ここの歌詞もやはり「夜明けには」となっているので、
時間としてはほぼ同じと解釈できる。
その誕生の瞬間まで、橋大工は作業をし続ける…。


前回と異なり、対とも云える解釈となった。
けれどどちらかと問われると、花郎としてはこちらを推す。
理由としては、平沢進の曲に「怒り」や「皮肉」はあれど、
「嘆き」や「後ろ向き」なものは少ないと思うからだ。
理由は恐らくだが氏自身が未来を諦めず、また嘆かず、
そして何より希望を失っていないからだと考える。

これを踏まえ、花郎としては「死」より「生」と、
この曲を解釈したいと思う。
橋大工、何かを繋ぐもの。
それを一言で表わすとするなら「未来」なのかもしれない。

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