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PHONON 2555

6月6~8日の三日間、
五反田ゆうぽうとホールにて平沢進のライブが行われた。
花郎は全日程参加させてもらったが本当に楽しかった。

今回はこの感動が薄れてしまう前に、
ライブの感想を勢いで書きたいと思う。

しかし一部「無粋」な内容も含まれるので、
純粋に余韻を楽しみたい人向けではないかもしれない。




どうでもいい話からはじめよう。
このライブ会場へと向かう道中に聴いていたアルバムは、
4日間中(前日下見に行ったので)3日間が「白虎野」だった。
特別に好きだからだけではなく、
曲のタイミングで自身の位置などを把握していたからだ。
(会社を出て「確立の丘」辺りで五反田駅到着など)
途中、何度もリピートしたい気持ちを我慢したことを告白する。

さてセットリストは以下の通り。

----------*----------*----------*----------*----------

6月6日(水)

01 ハルディン・ホテル
02 舵をとれ
03 サイボーグ
04 デューン
05 作業(愚者の薔薇園)
06 サイレン
07 仕事場はタブー
08 万象の奇夜
09 白虎
10 人体夜行
11 生まれなかった都市
12 華の影(新曲予定)
13 ルベド(赤化)
14 確率の丘
15 庭師KING
16 Lotus
17 Aria
18 TOWN-0 PHASE-5
アンコール
19 聖馬蹄形惑星の大詐欺師
20 夢みる機械

----------*----------*----------*----------*----------

7日、8日とも曲順は多少変わっていたが、
アンコールは全日程同じだった。
それと新曲披露に関しては、

6日 華の影(はなのかげ)
7日 能動説(のうどうせつ)
8日 空転人(くうてんじん)

漢字が合っているのか、聞こえた言葉が合っているのか不明。
個人的には曲は「華の影」が非常に気に入り、
レリックに関しては「空転人」が気になる。
何となく曲調からして皮肉系な気がするのだが…楽しみだ。

それと「白虎」の枠が3日とも変わっていた。

6日 白虎
7日 サトワン暦8869年
8日 水脈

相方と本日ライブ前にこの枠について予想していたのだが、
双方から「水脈」が最も有力と名が挙がっていた。
(「Moon Time」も挙がったが最近演奏しているので違うと予想)

しかし正直、かなり意外なセットリストだった。
後に何となくだが意図は理解できた気がするが、
良い・悪いは別として当初はかなり面食らった。

鑑賞した席は3日間とも全く違う位置だったのも面白かった。
お陰で3日間、それぞれ全く違う楽しみ方をさせてもらえ、
何とも贅沢な感じだった。

初日は舞台に向かって右前方で音響が酷いものの、
PEVO1号氏のデジタルギターが良く見え面白かった。
シンセギターを導入とは驚いたが、誰の所有物なのだろう?
コンセプト的には平沢進が大好物なタイプだと思うが。
(特に限定版はチタン製だったことだし)
隣に人がおらず、逆側は相方だったこともあり、
非常にリラックスして鑑賞できた。

二日目はSが付くやや左前方だったが、
兎にも角にも低音が響き、終始椅子が振動している状態だった。
荒木氏のティンパニー演奏が良く見え、
おまけにPHOTON(舵をとれ)演奏も間近で見れた。
あんなに激しくぶつけて大丈夫なのだろうか…と思っていたら、
案の定、その後の音程がズレていて納得した。
(アーミングによるものかもしれないが)
初日に比べれば音はマシだったものの、耳が大変なことになった。
ライブ終了後、暫くはまともに会話できなかったが、
文字通り「肌で感じる」ことができる日だった。

そして最終日は2階での鑑賞。
音響は全日程の中で本当に素晴らしいの一言だった。
勿論、1日目、2日目を介して調整をしているだろうから、
「一番いい音」を聴けたのだろうと思う。
チケットを受け取った時は遠いとガッカリしたのだが、
今思えばこの3日間の席配置は本当に有り難い。
しかも思った以上に舞台が隅々まで見渡せた。


「確立の丘」は花郎が特に好きな平沢曲のひとつである。
この曲の意味を深く考える前から、どこか前向きであり、
(表現は悪いが)ある種、賛美歌のような荘厳さを備えている。
しかも今回のライブでは嬉しいことに生で聴くことができ、
インタラ「Byakkoya」に行っていない花郎には有り難かった。

「作業」や「万象の奇夜」も意外であったが、
本当に鳥肌の立つ程に良い歌声だった。
特に「万象の奇夜」に関しては印象が変わった。
今までCDで聴く限りだと、あまり深い印象が無かった。
個人的に得意としないテンポだからかもしれない。
が、当分は前回の「トビラ島」ではないが、
「救済の技法」を聴き続けることとなりそうだ。

「仕事場はタブー」に「サイボーグ」
兎にも角にも「意外」な曲のオンパレードである。
だが今回の「意図」を想像してみると意外ではなかった。
ライブ前にあった注意事項もとい天の声。

----------*----------*----------*----------*----------

次回のライブは椅子有りでありますゆえ、
起立は出来ても移動は不可であります。

従いまして、文金高島田、超アフロヘアー、メキシカンハット等、
視界をさえぎるようなオプションの装着は控えていただきます。

また、思わず起立して観たい人も居れば、
着席を維持したい人も居ますので、
お客様各位は双方の気持ちを肯定した上で
絶妙に振舞っていただきたく祈願します。

間違っても「人格攻撃」などの飛躍した問題に転換することなく、
各自絶妙な空間アレンジをもって、粋な3D人体の相互作用による
大音響風流空間を生じさせていただきたく祈願いたします。
以上、天の声でした。

----------*----------*----------*----------*----------

この事前のアナウンスも虚しく、
やはりというか、ライブにて立つ・立たないで揉めたようだ。

先にも書いたが、今回のライブの意図というか、
平沢進が考えたであろう部分は自分なりだが想像をした。
おっと、この先は少し無粋な話となるがご勘弁いただきたい。


まず前回、前々回と違い、全席指定の椅子有りの会場であること。
立つ・座るの選択をリスナーには迫られたことになる。
折角の「ライブ」なのだから立ちたい。
「椅子」があるのだから落ち着いて聴きたい。
これは年齢、性別、体調など様々な事情により違うだろう。
まぁ事情はさておき、ともかく「全員に椅子がある」状態だった。
そこで天の声のアナウンスは要約するならこう言っている。

「立つ・立たないは周りを気遣いつつ自分で決めろ」

たったこれだけのことである。
何も難しいことを言ってはいないと思うのだが、
やはりなかなかスマートにいかないのが世の常らしい。
「双方の気持ちを肯定した上で」行動を考えれば、
特に言い争うことにはならないと思う。
これは座りたい側、立ちたい側の双方に言えるだろう。
仮に「●●するべき」と表現できることがあるとするなら、
それは立つ・座るなどではなくほんの少し「思い遣る」だと思う。
故に以前、何かで発言していたが「電車と同じ」なのだろう。
電車に乗る時に、他人から指示されたい人はいないはずだ。


上記の内容とは別として、今回のセットリストについて。
実は積極的に立たせるつもりが無かった…と想像した。
曲調がほぼミドルである、転調する曲があるなどを考えると、
ノリノリで立たせたい…とはあまり考えていなかっただろう、と。
ただやはり「ライブ」であるから、初っ端は盛り上げる。
が、徐々に座らせる曲へと変化しているように感じた。
こう考えるに至った決定的な曲が「DUNE」だった。
休憩曲にしても、これを3日間ともに入れてきたということ。
もしかしたら平沢進自身、客達がどうするのか?を、
舞台上から観察していたのかもしれない…と少し妄想した。
けれど音楽で共通の景色を…と考える人なのだから、
強ち間違っていないのかもしれない。

云わばインタラとノンタラの中間的なライブだった今回、
オールスタンディングには参加しづらかっただろう、
何かしらの事情があるリスナーも参加できたことは本当に良かった。
しかし何度参加しても「夢みる機械」での一体感は、
本当に楽しく、また嬉しいものである。

そういえばライブのタイトル「PHONON 2555」だが、
最近になってやっと数字の意味を理解した。
なんてことはない…年号だったのか。
しかし本当に「らしい」というか、ブレないというか…。
※一応書くと「2555」は「西暦」ではなく「仏暦」で今年のことで、
 タイではこの仏暦(釈迦滅後)を使用している


最後に。
本当に楽しかった「PHONON 2555」ライブ。
ケイオスユニオンのスタッフ、また関係者の方々、
ホールの係員の方々、参加された全てのリスナー、
荒木氏とPEVO1号氏の両名、そして平沢進氏。
全ての携わった方々に心からの感謝を。
その場に参加できたことを嬉しく思いつつ感想を終了する。

お疲れ様でした。

*Comment

 

=追記=

新曲について。
高橋かしこ氏のセットリストによると、

・華の影
・脳動説
・空転G

となっていた。
たぶんこれが正解だろう。
  • posted by 花郎 
  • URL 
  • 2012.06/09 11:30分 
  • [Edit]

 

>拍手コメントをくださった方

または名も無き馬の骨の方(一本?)。

こんな謎なサイトの駄文をお読みくださり、
おまけに拍手及びコメントまで本当にありがとうございます。
(くどい様ですがブログと同一人物です…)

立つ・立たないの問題で揉めてしまうのは、
本当に残念なことですよね、折角楽しみにしてただろうに。
けれど逆に考えると、普通のアーティストファンと比べ、
こんなことでも真剣に考えるファンも珍しいのかもしれません。
と、良い意味で考えることもできますねw

次はたぶんアルバムの後のインタラでしょうか。
今から楽しみですね!(*゚▽゚)
またいつでもお越しください。
  • posted by 花郎 
  • URL 
  • 2012.06/19 01:05分 
  • [Edit]

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